MENU

静岡、岡山に91―81で先勝 連勝の鍵は「3Pの再現」より後半の立て直し

オレンジのユニフォームの選手が相手守備に対して攻撃を組み立てるバスケットボールのイメージ。

静岡、岡山に91―81で先勝 連勝の鍵は「3Pの再現」より後半の立て直し

前半は51―34、しかし第3クォーター終了時には66―58。ベルテックス静岡は、17点のリードを岡山に縮められながら、GAME1を91―81で勝ち切った。GAME2で連勝するには、岡山の守備修正に対して、静岡がどう攻撃をつなぎ直すかが焦点になりそうだ。

2026-27シーズンのB.LEAGUE ONE第2節、GAME1は10月3日にこのはなアリーナで開催された。GAME2は10月4日14時05分、同じ会場で予定されている。Bリーグ公式のGAME1記録とGAME2開催情報で確認できる。

この記事で押さえたいのは、次の3点だ。

  • 静岡は前半に17点差をつけた一方、後半の得点は40―47だった。
  • 静岡の3Pは15本成功。ただし岡山は2P成功率とリバウンドで上回った。
  • GAME2では、外のシュートに加え、岡山に与えるフリースローと第3クォーターの攻防に注目したい。
目次

GAME1は前半の17点差が勝利の土台になった

静岡は前半で築いた差を、岡山の後半の反撃に対する余裕として残した。

大会は「りそなグループ B.LEAGUE 2026-27 B.LEAGUE ONE リーグ戦」。第2節のGAME1は10月3日14時05分、静岡のホーム・このはなアリーナで行われ、静岡が91―81で勝利した。両クラブは今季のB.ONE西地区に所属する。

岡山公式の試合レポート(10月3日公開)に掲載されたクォーター別得点を、静岡―岡山の順に整理すると次のとおり。

  • 第1Q:24―19
  • 第2Q:27―15
  • 第3Q:15―24
  • 第4Q:25―23

前半は静岡が51―34。第3Qに岡山が9点を取り戻し、静岡のリードは8点となった。第4Qは静岡が2点上回り、最終的に10点差で終えている。

この区切りから読む限り、静岡の収穫は前半の得点力と、第4Qに再び得点で上回ったことにあると考えられる。一方、第3Qの15得点は、翌日へ持ち越す攻撃の課題になりそうだ。最終スコアだけを見て、40分間を通して静岡のペースだったと評価するのは難しい。

外の静岡、2Pとリバウンドの岡山

Bリーグ公式のクラブ別試合成績では、GAME1の主要なチーム記録は以下のとおり。数値はすべてこの1試合の記録で、シーズン平均ではない。

  • 静岡:FG29/64本(45.3%)、3P15/34本(44.1%)、2P14/30本(46.7%)
  • 岡山:FG24/57本(42.1%)、3P6/29本(20.7%)、2P18/28本(64.3%)
  • リバウンド:静岡35本、岡山41本。うちオフェンスリバウンドは静岡9本、岡山13本
  • アシスト:静岡24本、岡山13本
  • ターンオーバー:静岡11回、岡山16回
  • フリースロー:静岡18/26本、岡山27/40本

出典は静岡の公式試合成績と岡山の公式試合成績。FGはフリースローを除くシュートを指す。

山本の得点と配球、ガルシアのフリースロー

静岡の#3山本愛哉は先発し、28分31秒で19得点、2リバウンド、7アシスト。3Pは8本中3本、フリースローは4本すべて成功した。先発した#33林翔太郎は9分21秒で3得点、1リバウンドを記録している。山本の公式個人記録、林の公式個人記録で確認できる。

岡山の#2レイナルド・ガルシアは途中出場から27分07秒で21得点、8リバウンド、2アシスト、4スティール。フリースローは15本を得て11本成功した。先発した#33キャメロン・ジャクソンは22分34秒で8得点、3リバウンド、1アシストだった。ガルシアの公式個人記録、ジャクソンの公式個人記録が出典となる。

山本の19得点と7アシストは、自ら得点しながら味方のシュートにも関わった点で、静岡の攻撃を考える手掛かりになる。一方、ガルシアのフリースロー15本は、静岡が岡山の得点源を守る際に、ファウルを減らせるかという論点につながると考えられる。

勝敗を分けたと考えられる3Pの差、残ったのは守備の課題

静岡の外角シュートは大きな武器になったが、岡山の得点経路を封じた勝利とは評価しにくい。

3Pで27点上回った意味

GAME1の3Pによる得点は静岡45点、岡山18点で、静岡が27点上回った。一方、2Pによる得点は静岡28点、岡山36点。フリースローによる得点も静岡18点、岡山27点だった。

つまり、静岡の3Pによる27点の優位を、岡山が2Pとフリースローで計17点取り戻した計算になる。最終的な10点差は、両チームの得点の取り方の違いをはっきり表している。

静岡にとって、3Pを決めたこと自体は大きな収穫と考えられる。ただしGAME2でも15本、44.1%を再現することを勝利の前提にすると、外のシュートが入らない時間帯の対応が重要になりそうだ。

岡山が外への守備を強めれば、静岡にはゴールへ向かう道や、守備を引きつけた後のパスが生まれる可能性がある。注目したいのは3Pの成功率だけではなく、外を警戒する相手に対して、山本らが次の攻撃を選べるかだ。ただし、GAME1でどの守備配置から各シュートが生まれたかは、集計スタッツだけでは判断できない。

リバウンドを取る前に、相手の攻撃を止めたい

岡山はGAME1で2Pを64.3%の確率で決め、オフェンスリバウンドを13本取った。静岡は総リバウンドで6本下回り、岡山にフリースロー40本を与えている。

この記録から、静岡は岡山の近い距離のシュートや、シュートを外した後の再攻撃に注意を払う必要があると考えられる。

岡山の2P成功率だけを根拠に、特定の選手がゴール下を支配したとは断定できない。また、フリースロー40本にはさまざまなファウルの状況が含まれるため、すべてを同じ守備ミスとして扱うこともできない。

それでも静岡側の観戦ポイントとしては、シュートを難しくすること、外れたボールを確保すること、ファウルで得点機会を渡さないことを、一続きの守備として見ると分かりやすそうだ。

岡山の後半の修正が、GAME2の出だしにつながる

GAME2では、岡山がGAME1後半の守備を最初から持ち込む可能性に備えたい。

岡山公式の10月3日付レポートで、野村慧介ヘッドコーチは、前半に静岡のリズムでプレーさせてしまったことを敗因として挙げ、後半は修正しながら戦えたと振り返っている。

同じレポートで、岡山のソウ シェリフは前半の守備を課題に挙げた。後半に修正して追い上げたものの、静岡の3Pで再びリードを広げられたと説明し、翌日は試合開始から強度を上げて戦う意向を示している。

岡山が第3Qを24―15で上回った記録は、その振り返りと重なる。ただし、どの守備方法への変更が9点の差を生んだのかまでは、コメントとクォーター得点だけでは特定できない。

静岡にとっては、GAME1の前半と同じ入り方をすれば同じ得点が取れる、と考えないことが大切になりそうだ。岡山の圧力が強まったときに、ボールを持つ選手だけで解決しようとせず、味方がパスを受けられる位置へ動けるか。GAME1の24アシストを、翌日の攻撃のつながりとして再現できるかを見たい。

GAME2は10月4日14時05分、同じこのはなアリーナ

GAME2も静岡のホーム開催で、会場と開始時刻はGAME1と同じだ。

  • 日時:2026年10月4日(日)14時05分ティップオフ予定
  • 会場:このはなアリーナ
  • ホーム:ベルテックス静岡
  • アウェー:トライフープ岡山

開催条件はBリーグ公式と静岡公式の試合案内に掲載されている。

静岡の現行スタッフ一覧にはジョン・パトリックがヘッドコーチとして掲載されている。岡山は5月13日、野村慧介との2026-27シーズンのヘッドコーチ契約継続を発表した。静岡公式スタッフ一覧、岡山公式の契約発表で確認できる。

2026年10月4日確認時点で、このカードのGAME2に関する負傷離脱・出場可否の最新公式発表は確認できていない。GAME1に出場したことをもって、翌日の出場を確定とは扱わない。GAME2の先発も未確認だ。

連勝へ、見るべきは「入らない時間」の攻守

静岡の連勝を考えるうえでは、3Pが止まった時間にも攻撃を続け、岡山の得点機会を減らせるかが重要になりそうだ。

GAME1では、前半の51得点と3P15本が勝利を支えた。一方で、第3Qは15―24、岡山のフリースローは40本。この両面を踏まえると、静岡が目指したいのは、外の好調を維持することに加え、相手の修正後にも点差を守れる試合運びだと考えられる。

GAME2では、次の場面に注目したい。

  • 開始直後:岡山が守備の強度を上げた際、静岡がパスとドリブルで攻撃を前へ進められるか。
  • 3Pを外した後:次の攻撃でも良いシュートを選べるか。守備では岡山の2Pと再攻撃を抑えられるか。
  • 後半の入り:GAME1で9点縮められた第3Qに、静岡がどう対応するか。

冒頭の問いへの答えは、岡山の修正に対して、静岡が外のシュート以外の選択肢を持ち続けられるか、という点にあると考えられる。連勝への手掛かりは、次の3Pが入る瞬間だけでなく、入らなかった直後の攻撃と守備にもありそうだ。

参照リンク

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次